院長及び当院スタッフ全員からのお願いと現状説明
当院から、大切な皆様へのお願い
- 発熱がある場合の受診は控えて下さい。
- 受診の際は受付での検温に御協力下さい。
- 受診の際は受付にて手指の消毒をお願いします。
- 待合室内ではマスクの着用をお願いします。
- 待合での混雑を回避するため予約枠の調整を行いますが、どうかご理解下さい。
感染予防にまつわる院内設備の運用状況
- エントランスの自動ドアは天候が許す限り、換気・接触感染予防のため開放させて頂きます。
- 待合室の雑誌、キッズスペースの玩具は使用毎の消毒が困難のため撤去させて頂きました。
- 診療台で使用したひざ掛けも使用毎の消毒・滅菌が困難のため撤去させて頂きました。
- 患者様が触れられるドアノブ等は可能な限り頻回に消毒しています。
- 治療時に使用させて頂いておりますタオルは・消毒・洗濯・乾燥後、全てクラスBオートクレーブで滅菌処理して使用しています。
- 受付・パウダールーム・化粧室の3か所に手指消毒用のアルコールスプレーを配置しております、ご利用下さいませ。
- 口腔外バキューム装置・集塵装置の稼働率をあげてエアゾルの拡散を防止します。
当院の運営方針
1. 愛知県の緊急事態宣言が解除されていても、感染拡大第二波の可能性が残る場合(緊急事態宣言解除後・8月下旬〜9月現在)
- 現在の予防方針を維持、予約枠を削減し混雑を回避したうえで、患者対患者・医療者対患者の感染の予防に細心の注意を払いながら診療を継続いたします。予約枠・スタッフの出勤時間削減のため、予約日時のご協力をお願いします。
- 患者様が望まれる範囲で全ての診療項目を通常の医療サービス通り提供しますが、一部診療内容に関しましては延期のお願いをさせて頂く場合がございます。
- チェア・院内の感染防護処置・消毒処置の為、一回の受診での所要時間は通常より伸びますが、ご容赦ください。
2. 愛知県に緊急事態宣言が発令され、ロックダウン状態・厳格な外出制限・歯科医療機関に対しての診療制限が課された場合
- 検診やメンテナンス・う蝕予防処置など緊急性の低い処置は診療できません。
- 初診を含む全ての患者様に対して緊急性のある歯科医療行為のみ対応、防護衣着用にて、痛み・感染の除去に必要な処置・投薬を行い、二次医療機関・救急外来の負担軽減に努めます。
緊急性のある歯科医療行為とは
- 抜歯や外傷(ケガ)の出血がコントロールできないケース
- 歯性感染症で蜂窩織炎に進行・発熱や気道圧迫を生じている場合
- 歯髄炎や感染根管(歯の根の感染)による激しい痛み
- 抜歯後のドライソケットや骨髄炎など
- 歯周組織(歯茎)の細菌感染による激しい痛みや腫れ
- 歯が折れる・抜ける(歯牙脱臼・脱落・歯根破折)
- 医科治療のために必要な歯科的前処置(医科手術前の抜歯・口腔内清掃など)
- 縫合糸除去
- 矯正用ワイヤーや装置が折れて歯茎に刺さるなど
- 総義歯の不調による著しい摂食困難
当院の在宅診療(往診)の感染予防方針
- 緊急事態宣言時・名古屋市内ロックダウン下であっても緊急性を認める症状であればお伺いします。
- 上記は前述の外来診療時の「緊急性のある歯科医療行為」に加え、顎関節脱臼、義歯破損による摂食困難、自力で口腔ケアや痰吸引が困難なケース、誤飲の可能性のある動揺歯の抜去等を含みます。
- 非常事態宣言の発令がなく、感染拡大の可能性が少ないと判断した場合、全ての診療項目でお伺いすることが可能です。在宅診療をご希望の際は、お伺いするお時間の前に担当医・同行スタッフが、外来の患者様と接触しない・交差感染のリスクが少ない診療時間にお伺いします。
- 往診出発前に必ず検温を行い、医療者(歯科医師・歯科衛生士)の体調に異変がないか確認します、異変を認める場合は、担当医以外の歯科医師の急患対応、または往診のご予約をキャンセルさせて頂く可能性がございます。
感染予防対策
院内設備
- 独立した2つの機械室を有する吸気・排気分離設計の建物です、口腔内に使用する空気は建物の東側の機械室から取り入れ、治療に使用した空気は北側の機械室より除染後に排気されるため、汚染された空気が機械室内で混ざり合う事はありません。
- 個室診療室で、口腔外バキューム・CAPT+等を使用、強力な集塵機でエアゾルの飛散を防止します。
- 5台の空気清浄機と換気の徹底で院内空気を清潔に保てるよう努力しています。
- クラスBオートクレーブ・ウォッシャーディスインフェクター等を運用しています。
運用調整
- 4室の個室診療の消毒を徹底しながら、余裕をもって運用します。
- 予約調整を行い、待合スペースでの混雑の回避・待ち時間の短縮を目指します。
- 予約枠の調整を行い、医療スタッフの負担を軽減することで、医療スタッフの感染の確率を下げ、医療者から患者様への感染の確率を下げます。
防護処置・情報収集・当院の適合施設基準
- 診療個室・院内設備の消毒の徹底に努めます。
- 医療スタッフの着衣を頻繁に交換し、清潔を維持します。
- 医療スタッフは防護衣・ゴーグル等の装着を行い、自らが感染源になる事のないよう努めます。
- WHO及び厚生労働省からの情報収集に努め、常に新しい情報が提供できるように努めます。
当院は歯科外来環境体制加算・届出施設です
歯科外来環境体制加算とは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方社会保険事務局長に届け出た保険医療機関において、歯科外来診療の総合的な歯科医療環境の体制整備に係る取り組みを行なった場合に算定されるもので、患者様により安全かつ安心して治療を受けていただけるよう、国が定めた基準を満たしている歯科医院のみ、認定を受けられる施設基準です。
治療時の偶発性など緊急時の対応及び感染症予防のための装置・器具など、総合的な歯科医療環境が整っている医院のみ、認可を受けられます。
施設基準
1.偶発症に対する緊急時の対応、医療事故、感染症対策等の医療安全対策に係る研修を修了した歯科医師が1名以上配置されていること
2.歯科衛生士が1名以上配置されていること
3.緊急時の初期対応が可能な医療機器(AED、酸素ボンベ及び酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター)を設置していること
4.診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること
5.口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者毎の交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること
6.感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること
7.歯科ユニット毎に歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できるよう、歯科用吸引装置等を設置していること
8.歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行なっていること
私達のおかれている状況
感染防護や滅菌・消毒業務の複雑化・医療物資の不足に関して
- 今までに経験したことのない感染防護や消毒レベルの広がりは、医療スタッフにとって体力的にも精神的にも負担になるのは間違いありません。
しかし、私達は受診される皆様一人一人の健康を守る為、精一杯努力する所存です。
至らない面も多々あるかと存じますがそのような場合は、どうぞ些細なことでも御助言頂ければ幸いです。 - 新型コロナウィルスが世界的な流行(パンデミック)になっている現在、感染防護に使用する為の医療物資の確保は日々困難さを増しています。
消毒用エタノールやマスク・防護衣等の調達は医療機関である私達でも難しい状況ですが、医療者自身が感染しないことが、皆様を感染から守る為には必須です。今後も院内での感染リスクの最小化を目指し医療物資の調達も含め費用を惜しまず感染対策の努力をしてまいります。
大切な皆様へ
私達は大げさでしょうか・・・?
現在、流行中の新型コロナウィルスはいまだ不明なことが多いウィルスです。当初、見られなかった若年者での重症化や死亡例も報告されるようになりました。しかし、いまだに有効な治療薬は開発されていません。
そこで、少し考えて頂きたいのです、、、
- 私達が行う、院内の頻繁な換気、花粉症の方、本当に申し訳ありません、、、辛いですよね。でも、自動ドアも開放しておきます、ボタンも押さなくて済みます。
- 待合から撤去してしまった雑誌やキッズスペースのおもちゃ、、、それも使用毎の滅菌が難しいためです。
- 私達の大げさにも見える防護衣やゴーグル、、、皆様を怖がらせてしまいますよね、でも、私達医療者が感染しないことが、皆様を感染から守るための絶対条件です、一見すると大げさに見える私達の感染防護が結果として皆様を感染から守ります。
最後に、当院を受診して頂いた皆様にも、当院の医療スタッフにもかけがえのない家族がいて、それぞれに守るべきものがあります。
家族・恋人・仕事・その全ては皆様や私達が健康であって、初めて守れるものばかりです。皆様を感染のリスクに曝す訳にはいきません。
私達は皆様の健康と人生を守る為、最悪を想定し、今できる感染防護に最善を尽くします。どうぞご理解、ご協力の程、宜しくお願いいたします。
常に心安らぐ場所を提供できますよう努力します。
ご不安なことはどうぞ、お気軽にご相談ください。
ご協力、心から感謝いたします。
松永クリニック歯科 院長 松永祐貴・スタッフ一同