睡眠時無呼吸症候群・
快眠治療

より穏やかで心地良い眠りのために。

睡眠時無呼吸症候群・SAS(Sleep Apnea Syndrome)とは

寝ている間に一時的に気道が閉塞され、呼吸が停止する病気です。
この病気は、寝ている間の酸素不足により「眠りの質の低下」が起こり、昼間に極度の眠気を感じます。近年、この眠気による重大な事故や作業能率の低下が深刻な社会問題となっています。
重大事故の中には1986年アメリカのスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故も睡眠時無呼吸症候群が関係しているとされています。
また、事故だけではなく、より内科的に生命に直結する重篤な合併症を生じることもあるため、注意が必要です。

生活環境の変化により日本国内にも約200万人の潜在的な患者が存在し、今後も増加傾向であると言われています。疑いのある方は、早期の専門医師による受診・検査をお勧めします。

主な症状

  • 大きな「いびき」
  • 起床時の頭痛や頭重感
  • 日中の極度の「眠気」と「倦怠感」
  • 性格の変化
  • 睡眠中の多動
  • 夜間の窒息感や息切れ
  • 夜間の多尿
  • 性機能低下 など

主な合併症

  • 脳梗塞
  • 高血圧
  • 心筋梗塞
  • 糖尿病
  • 不整脈

原因

寝ている間に筋肉が緩むことで、舌や軟口蓋(上顎の奥の軟らかい粘膜)が喉の奥に落ち込み、一時的に気道が閉塞するために、呼吸が停止します。

正常な人の睡眠時における気道状態

「いびき」発生時における気道状態

舌や軟口蓋が弛緩し、呼吸により軟組織が振動して「いびき」となります。

完全に気道が閉鎖した状態

舌や軟口蓋が弛緩し、気道を一時的に閉鎖することで呼吸が停止します。

治療法

  • CPAP : 医師により処方される器械により、気道を陽圧換気する方法
  • OA(口腔内装置):医師と歯科医師の専門的連携のもと作製されるマウスピース
  • 口蓋垂軟口蓋咽頭形成術:外科的に口蓋垂、扁桃を切除し上気道を拡大させる手術

快眠をサポートするマウスピース

松永クリニック歯科・耳鼻科の快眠治療外来

当院の認定歯科医師と、隣接する松永クリニック耳鼻咽喉科とのチームワークにより、一人ひとりのお口に合わせた、OA(マウスピース)を作製します。
OA(マウスピース)は手のひらに収まるほど小さく、軽量で、CPAPが携帯困難な旅先や飛行機内でも使用が可能です。
また、種類も上下一体型の保険適用の仕様から、会話や咳、あくび、水を飲んだりが自由にできたり、上顎が総入れ歯でも使用可能な保険外の仕様まで豊富に取り揃え、快適で心安らぐ眠りをサポートします。

ペントロン・ジャパン提供