こんばんは、院長の松永です。
今日は2月の中旬にも関わらず、気温が上がり比較的にすごしやすい一日でした。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?陽気に誘われ、お散歩にお出かけになられた方も多いのではないでしょうか?
実は出掛けず、お布団を干してお日様の香りのお布団でお昼寝、なんて方もおみえになるのでは?
ところで、最近、患者様から果物を頂戴いたしました。
ひとつは、ご自宅のお庭で収穫された柿とレモン。
どちらも無農薬なのに艶やかで、なんとも上品な香り。
お庭で取れた果物には、その方の家族への愛情の魔法がかかっているような気もします。
柿は冷凍しても楽しめるとのアドバイスも頂戴し、家庭的な優しさに胸が温まりました。
もうひとつは「せとか」と呼ばれる柑橘類です。これはミカンとオレンジ交配、品種改良を重ねたものだそうです。
二月〜三月に愛媛県で収穫されるそうですが、低温に弱く愛知県で生産は不向きな為、三ヶ日蜜柑を用する愛知県で
も、見かけることはない品種です。
隣に普通のミカンを置いて写真を撮ってみましたが、わかりますでしょうか?極めて大粒です。
大粒でいて種もなく、皮は薄くて剥きやすく、優しい酸味が特徴です。
まさにオレンジとミカンのいいとこ取りと言ったところです。
ただ、この「せとか」は柚子のように刺だらけでも有名です。無傷で最高の状態で出荷するには枝を糸で吊り
、布をかけたりと大変な手間がかかります。
大量生産されるミカンにはない、生産者の果物に対する深い愛情や、職人としてのこだわり、そして少量生産にかける
覚悟が伝わってきます。
インターネットビジネスが台頭し、ひたすら成長率や原価の削減、時短が求められ、仕事の生産性の向上こそが正義とさ
れる昨今に対して、極めて少量の選び抜いた、決して思い通りにならない植物に膨大な手間と愛情、時間を費やし育て上
げ結実させる丁寧さや、ひたむきさ、愛情深さに心を揺さぶられました。
心のこもった贈り物ありがとうございました、私達の提供する医療サービスも丁寧さや謙虚さ、情熱を大切に、また明日から精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。