中日新聞「教えて!ドクターQ&A」掲載
2018年1月22日に中日新聞「教えて!ドクターQ&A」に掲載されました。
- 残っている歯がとても少ないのです。何とか部分入れ歯で頑張っていますが、残っている歯もグラグラしていたり、少し硬い物を食べるだけで入れ歯が外れたり、浮いたりします。残っている歯を抜いて、総入れ歯にすると上手く食べられるようになりますか?
- 「残っている歯の少ない状態での、部分入れ歯で上手く噛めない」とのご相談は頻繁に頂戴するご相談の一つです。部分入れ歯は、残っている歯で入れ歯を支えます。例えば、上の歯の3本のみが残り、残り3本で11本の歯がついている大きな部分入れ歯を支えることは、やや無理があると言わざるを得ないのが実際です。そのような場合は噛むと入れ歯が落ちたり、歯茎と入れ歯の間に食べ物が入ったり、痛んだりされることも多いです。患者様ご自身が何を優先されるかを、患者様と担当医でよく相談することが大切です。「痛くても、咬めなくても絶対に歯を抜きたくない」との事でしたら、残っている歯の保存を最優先にさせて頂き、部分入れ歯が第一選択になります。しかし、「なんでも痛みなく噛めて、食事を楽しみたい!グラグラしている歯、伸び出た歯は抜いてもいい」との事でしたら、不安定な歯を抜き、噛み心地と美しさを優先した総入れ歯で治療した方が、患者様の痛みなく噛める喜びを感じて頂けます。ぜひ、総入れ歯、部分入れ歯でお困りの際は担当医までご相談下さいませ。
中日新聞「教えて!ドクターQ&A」掲載
2017年9月25日に中日新聞「教えて!ドクターQ&A」に掲載されました。
- インプラント治療(保険適用外)を考えていますが、知り合いは8年前に植えたインプラントに不具合が出てきて抜くことになったという話を聞き、心配になりました。インプラント治療はどのような方に向いているのでしょうか。
- インプラント治療は人工の歯根(歯の根)を顎の骨に埋め込む手術を行い、失った歯を再現して元々の歯の美しさや自然な噛みごたえを回復する治療法です。ただし、見た目は自然な歯を再現していますが、あくまで高度管理医療機器の一種ですので、定期的なお手入れ(メインテナンス)が必ず必要になりますし、不具合が生じた場合は部品の交換も必要です。メインテナンスの中断が不具合の最大の原因となります。
インプラント治療は外科的な手術を伴う治療法ですが、他の持病があったとしても非常に多くの方に有効な良い治療方法です。
一般的には、担当歯科医師が説明するインプラント治療のリスクも理解したうえで、定期的なクリーニングなどのメインテナンスに通院可能な方が対象です。治療のリスクや持病に関してのご説明もどうぞお気軽にお近くの歯科医師までお尋ねください。
中日新聞「教えて!ドクターQ&A」掲載
2017年5月25日に中日新聞「教えて!ドクターQ&A」に掲載されました。
- 60代女性です。最近、口の中が乾きやすくなっています。自分では水分を摂るようにしていますが、歯科に相談してみてもいいのでしょうか。
- はい、「お口の渇き」も、ぜひ「口の専門家」である歯科医師にご相談下さい。
口の渇き(以下:口腔乾燥)は単に不快なだけでなく、お口の中の免疫力の低下や虫歯、歯周病、口臭の原因でもあり、治療が必要な「病気」のサインの場合もございます。口腔乾燥症の原因は様々で「加齢性」によるもの、現在服用中の「お薬による副作用」によるもの、「シェーグレン症候群」によるものなど多岐にわたります。特にシェーグレン症候群による口腔乾燥は歯科医師と膠原病内科や耳鼻咽喉科の医師が連携し、適切な診断、投薬を行うことで不快症状を改善、治療することも可能です。
口腔乾燥症の治療方法には、唾液の出やすさを改善するための唾液腺マッサージ、乾燥を和らげるための保湿ジェルなどがあります。そして、膠原病内科など、担当医科の専門医師とともに唾液の流出を促進するお薬を処方、内服して頂くなどです。
お口の渇きにお悩みの方は、是非、お近くの歯科医師にご相談下さい。
中日新聞「教えて!ドクターQ&A」掲載
2017年1月26日に中日新聞「教えて!ドクターQ&A」に掲載されました。
- 家族が、眠っている時、とても大きな「いびき」をかきます。睡眠時無呼吸と関係ありますか?治療はできますか?
- 大きな「いびき」をかいたり、一時的な呼吸の停止は睡眠時無呼吸のサインです!
睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は睡眠中に舌などで気道が圧迫されて、空気の通り道が狭くなる病気です。結果として、睡眠中に極端な低酸素状態が続き安眠が妨げられます。疲労が取れず、日中のイライラ感や倦怠感、集中力の欠如、高血圧まで症状として現れるため、心臓疾患の原因になることもある恐ろしい病気です。
発症は大人に限らず、子供でも発症します。子供の場合は発育障害や「かんしゃく」なども症状として現れます。これらは、仕事や私生活に支障をきたす場合もあるため、早めの治療がとても大切です。
睡眠時無呼吸の治療経験の豊富な耳鼻咽喉科医師と歯科医師が共同で治療を行うことで、快適な装置でより心地よい眠りと健康を提供できた例もあります。いびきは耳鼻科との連携のとれる歯医者さんなどへご相談されてみてはいかがでしょうか。
Doctor’s Fileに掲載
2016年11月7日にDoctor’s Fileに松永クリニック歯科が掲載されました。
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